DecodoはSmartproxyの新名称です。リブランドは2025年4月22日に実施され、アカウント、料金、エンドポイント、請求情報はすべてそのまま引き継がれました。従量課金は$4.00/GB、サブスクリプションは$3.75/GBから、公称1億1,500万超(115M+)のIPプール、そして3日間の無料トライアルが特徴です(料金はすべて米ドル建て)。一次情報を突き合わせた私の結論として、2026年現在も主要レジデンシャルプロキシプロバイダーの中で最もコストパフォーマンスに優れた選択肢です。
この記事のポイント
- DecodoはSmartproxyのリブランド後の名称で、2025年4月22日に移行。同社のリブランドFAQによれば、アカウント・サブスクリプション・料金・エンドポイント・請求情報はすべて変更なし。
- レジデンシャル料金(2026年7月・米ドル建て): 従量課金$4.00/GB、サブスクリプションは3GBで月額$11.25($3.75/GB)から100GBで$2.75/GBまで、エンタープライズは$2.00/GBまで — いずれもVAT別。
- 導入ハードルは当サイトが追跡する大手4社の中で最も低い。3日間の無料トライアル、対象サブスクリプションの14日間返金保証、月額$11.25のスタータープランが揃う。
- 公称115M+のレジデンシャルIPプールはOxylabs(175M+)やBright Data(400M+)より小さいが、IPRoyal(64M+)より大きい — いずれもベンダー公称値であり、第三者監査は受けていない。
- コンプライアンスは設計思想として厳格。登録時のKYC、第三者機関によるスクリーニング、銀行・ストリーミング・チケット販売サイトなど高リスクターゲットの積極的なブロックを実施。
SmartproxyからDecodoへ: 変わったもの・変わらないもの
Smartproxyのレビューを探していてDecodoのサイトにたどり着いた方も、ここで正解です。同社のリブランド告知ページによると、Smartproxyは2025年4月22日に正式にDecodoへリブランドしました。ページには「4月22日の正式リリース」と明記されています。
既存ユーザーやプロバイダー比較中の方にとって重要なのは、これが社名変更であって組織再編ではないという点です。同リブランドページによれば、以下はすべて変更なく引き継がれています。
- アカウントと認証情報 — 再登録は不要
- サブスクリプションと請求 — 既存プランと支払い情報はそのまま維持
- 料金 — リブランドに伴う価格変更なし
- プロキシエンドポイント — Smartproxyのホスト名向けに構築した連携はそのまま動作
変わったのはブランドそのものです。社名、ウェブサイトのドメイン(decodo.com)、ビジュアルアイデンティティが刷新されました。同社はこのリブランドを、プロキシ専業ブランドからより広範なWebデータ収集プラットフォームへの転換と位置付けており、従来のプロキシ製品に加えて成長中のスクレイピングAPI製品群を反映したものだと説明しています。
2026年に購入を検討する方に向けて、私が実務上重要だと考えるポイントは2つあります。第一に、2025年4月以前に書かれたSmartproxyのレビューは同じサービスの実態を記述したものですが、業界全体で価格が動いているため、数字は必ず最新のものを確認してください。第二に、Smartproxy名義で築いた第三者評価(レビュースコアやベンチマークでの順位)は正当にDecodoへ引き継がれます。問題を抱えた企業が新しい名前で出直したわけではありません。
Decodoレジデンシャルプロキシの料金(2026年7月)
以下の数字はすべてDecodoの公式レジデンシャルプロキシ料金ページによるもので、2026年7月17日に確認しました。価格はすべて米ドル建てで、VATは含まれません。
| プラン | 月額料金 | 実効単価 |
|---|---|---|
| 従量課金 | 使用量に応じて | $4.00/GB |
| 3 GB | $11.25/月 | $3.75/GB |
| 10 GB | $35/月 | $3.50/GB |
| 25 GB | $81.25/月 | $3.25/GB |
| 50 GB | $150/月 | $3.00/GB |
| 100 GB | $275/月 | $2.75/GB |
| エンタープライズ(250 GB〜1,000 GB) | 個別見積もり | $2.50〜$2.00/GB |
注目すべきポイントは3つあります。
- 月額$11.25というエントリー価格は、当サイトが追跡する大手4社の定額プランで最安です。 各社の料金ページ(2026年7月)によると、Oxylabsは5GBで月額$30から、Bright Dataの最安サブスクリプションは月額$499です。これを下回るのは従量課金のみで、Decodo自身の$4.00/GBという従量課金レートはBright Dataのプロモーション価格の従量課金と同額です。
- GB単価のカーブがなだらか。 セルフサーブの5段階で$3.75から$2.75/GBまで下がっていくため、中規模チームが適正な単価を得るためだけにエンタープライズ営業と交渉する必要がありません。
- 市場全体の文脈も重要です。 ProxywayのProxy Market Research 2026(データ収集は2026年3月〜4月)によると、レジデンシャルプロキシの価格は2023年から2025年にかけて最大75%下落した後に安定期へ入り、公称プールの中央値は54M IPに達しました。Decodoの料金は、この安定した市場のバリューセグメントに位置しつつ、グレーマーケット水準の安さには踏み込んでいません。
プロバイダー横断の詳しい料金比較は、プロキシ料金比較をご覧ください。
機能: この価格で何が手に入るか
Decodoのレジデンシャルプロキシ製品ページ(2026年7月)によると、以下の通りです。
- IPプール: 倫理的に調達された115M+のレジデンシャルIPを195以上のロケーションで提供と公称。他社と同様、プール規模はベンダー公称値として扱ってください。第三者監査を受けたレジデンシャルプールは存在しません。
- ジオターゲティング: 大陸、国、州、都市、ZIPコード、ASNレベルまで追加料金なしで指定可能。この粒度はOxylabsと同等で、公式ドキュメント上で都市レベルまでのIPRoyalを上回ります。
- セッション制御: ローテーティングセッション(リクエストごとに新しいIP)と、数分から数日まで設定できるスティッキーセッションに対応。
- プロトコル: HTTP(S)とSOCKS5。OxylabsはさらにHTTP3を掲載していますが、私の見立てでは大半のワークロードで体感差は出ないでしょう。
- パフォーマンス公称値: 平均応答時間0.5秒未満、成功率99.92%、稼働率99.99%。これらはベンダー公表値であり、当サイトの実測値ではありません。ProxyFactsは独自ベンチマークをまだ実施しておらず、実施次第このレビューを更新します。
このプロキシ種別が初めての方は、解説記事レジデンシャルプロキシとはで、プールの仕組みとGB単位課金の理由を説明しています。
Web Scraping API: 大手4社で最も充実した無料枠
Decodoのリブランドは純粋なプロキシ事業からの拡張を明確に打ち出したもので、スクレイピングAPI製品群にそれが表れています。DecodoのWeb Scraping API料金ページ(2026年7月)によると、以下の通りです。
- 無料プラン: 月額$0で、標準プロキシ経由で月2,000リクエストまで(実効単価1,000リクエストあたり$0.50相当)、毎秒10リクエスト、クレジットカード不要。
- Coreプラン(有料): 月額$19で月38,000リクエスト、標準プロキシで1,000リクエストあたり$0.50。
- プレミアムプロキシ+JavaScriptレンダリング: 全ティアで1,000リクエストあたり$1.50。
- 保証: 有料プランは14日間返金保証。価格はVAT別。
単発トライアルではなく恒久的な無料プランというのは珍しい存在です。Bright DataのWeb Unlockerも料金ページ上では月5,000リクエストの無料枠を提供していますが、支払い情報を一切登録せずにミッドマーケットのプラットフォームでスクレイピングジョブを試作できる手段としては、Decodoの無料枠が当サイトの知る限り最も手軽です。マネージドAPIと素のプロキシのどちらを選ぶか迷っている方は、スクレイピングAPIとプロキシの比較ガイドでトレードオフを解説しています。
トライアル・返金保証・検証の実コスト
Decodoは製品ページ(2026年7月)で、レジデンシャルプロキシのサインアップに伴う3日間の無料トライアルと、対象サブスクリプションの14日間返金保証を明示しています。競合と比べてみましょう。
- Oxylabs: レジデンシャルの無料トライアルは1顧客につき1回利用可能だが、問い合わせフォームまたはメールでの申請が必要で、セルフサーブではない。
- Bright Data: クレジットカード不要の無料トライアルはあるものの、レジデンシャルネットワークの本番利用には人間の審査を伴う法人KYCの通過が必要。
- IPRoyal: レジデンシャルプロキシに標準の無料トライアルはなく、公式FAQは1GBの従量課金ミニマムを案内している。返金はプロバイダー側の障害を24時間以内に報告した場合のみ。
4社の中で、個人がサインアップした当日に実際のレジデンシャルトラフィックのテストまで到達でき、しかも返金保証というセーフティネット付きなのはDecodoだけです。評価時の摩擦の少なさという点で、明確な勝者です。
コンプライアンスと倫理的なIP調達
ProxyFactsが扱うのは正当なプロキシ用途 — 価格モニタリング、SEO順位トラッキング、広告検証、市場調査、AI学習データ収集 — のみであり、プロバイダーのコンプライアンス姿勢もその観点から評価しています。
Decodoのセキュリティ&コンプライアンスページと倫理的レジデンシャル調達ポリシーによると、以下の通りです。
- すべての顧客が登録時に、自動不正検知、KYC認証、第三者機関によるスクリーニングを受ける。
- 不審なアクティビティがあると第三者機関によるID確認が発動する。制限付きターゲットグループの解放にも同じID確認が必要。
- 高リスクターゲットを積極的にブロック: 銀行、政府系ポータル、ストリーミングプラットフォーム、アプリストア、チケット販売サイト。
- GDPRおよびCCPAへの準拠を表明し、同意した参加者からレジデンシャルIPをどのように調達しているかを公開している。
この体制は市場の両極端の中間に位置します。Bright Dataはレジデンシャルネットワークの利用を人間の審査によるKYCを通過した認証済み法人に限定しており(4社で最も厳格)、一方のIPRoyalがKYCを必須とするのはスタティックレジデンシャル(ISP)プロキシのみです。Decodoは全顧客をスクリーニングしつつサインアップはセルフサーブのまま維持し、悪用されやすいカテゴリをターゲットレベルで一律ブロックすることでルールを執行しています。合法的なスクレイピングの境界線に不安がある方は、購入前にWebスクレイピングは違法なのかの解説をお読みください。
Oxylabs・Bright Data・IPRoyalとの比較
数字はすべて各社の公開ページによるもので、2026年7月17日に確認しました。プール規模はベンダー公称値です。
| Decodo | Oxylabs | Bright Data | IPRoyal | |
|---|---|---|---|---|
| 従量課金 | $4.00/GB(VAT別) | 料金ページに記載なし | $4.00/GB(50%オフのプロモ価格) | 1 GBで$7.35/GB |
| エントリープラン | $11.25/月(3 GB、$3.75/GB) | $30/月(5 GB、$6/GB) | $499/月(141 GB、$3.50/GB) | $7.00/GB(1 GBサブスク) |
| セルフサーブ最安単価 | 100 GBで$2.75/GB | 125 GBで$4/GB | $1,999/月で$2.50/GB | 50 GBで$4.90/GB |
| 公称プール | 115M+ IP | 175M+ IP | 400M+ IP | 64M+ IP |
| 無料トライアル | 3日間トライアル+14日間返金保証 | 1顧客1回、問い合わせフォーム経由 | カード不要トライアル、本番利用はKYC必須 | 標準トライアルなし |
| スティッキーセッション | 数分〜数日 | 最大24時間 | スティッキーとローテーティング | 最大7日間 |
| 公称成功率 | 99.92% | 99.95% | 99.95% | 99.4% |
構図はこうです。OxylabsとBright Dataは、より大きな公称プールと重めのオンボーディングを持つエンタープライズ志向のプラットフォームです(詳細はOxylabsレビューとBright Dataレビューをご覧ください)。IPRoyalは無期限トラフィックと長いスティッキーセッションで勝負しています(IPRoyalレビューで解説)。Decodoはその中間を占め、エンタープライズに迫る機能の深さ(ZIP・ASNターゲティング、スクレイピングAPI)をセルフサーブ価格で提供し、評価条件は最も緩やかです。ランキング形式のレジデンシャルプロキシおすすめ比較ガイドでは、この4社を総合的に位置付けています。
エンジニア視点(友田): この表で私が最初に見るのは公称プールでも成功率でもなく、「成功1リクエストあたりの実効コスト」です。99.92%と99.95%の差はほぼ誤差ですが、ターゲットとの相性が悪いとリトライがGB消費を静かに膨らませ、表の単価差は簡単に逆転します。だから評価の正攻法は、3日間トライアルで自分の実ターゲットに対する1ページあたりの転送量と成功率を測り、月額を自分の数字で再計算することです。もう一つ見落としがちな罠が仕様としてのターゲットブロックで、これは技術力で回避できない制約ですから、用途がブロック対象と重ならないかは契約前に必ず確認しておくべきです。
メリット
- 大手4社で最安の定額エントリー価格: 3 GBで月額$11.25($3.75/GB)— 公式料金より(2026年7月)
- セルフサーブの価格カーブがなだらかで、100 GBで$2.75/GB、エンタープライズは$2.00/GBまで下がる
- 3日間無料トライアル+14日間返金保証 — 主要プロバイダーの中で評価時の摩擦が最も少ない
- フルスタックのジオターゲティング(大陸からZIP・ASNまで)が追加料金なし
- 恒久無料プラン付きのWeb Scraping API(月2,000リクエスト、クレジットカード不要)
- Smartproxyからのリブランドでアカウント・エンドポイント・料金・請求が維持され、移行負担ゼロ
- 倫理的調達ポリシーの公開、KYCスクリーニング、GDPR/CCPA準拠
デメリット
- 公称プール(115M+)はOxylabs(175M+)やBright Data(400M+)に見劣りする — いずれもベンダー公称値
- 公称成功率(99.92%)はOxylabsとBright Dataが掲げる99.95%をわずかに下回る
- 価格はすべてVAT別のため、多くの購入者にとって表示価格は実際の請求額より低く見える
- 銀行・政府系・ストリーミング・アプリストア・チケット販売のターゲットを積極的にブロック — 正当な調査でもこれらの分野に触れる場合は制約になる
- Oxylabsと異なりHTTP3対応の記載なし
- リブランドによる混乱が今も残る: 古いSmartproxyのレビューやクーポンが旧価格を参照している可能性がある
Decodoが向いているのはこんな人
公開されている料金と機能を踏まえると、Decodoが最もフィットするのは次のケースです。
- 中規模のスクレイピング事業を立ち上げ・拡大したい場合。 月3 GB〜100 GB規模の価格モニタリングやSEO順位トラッキングのワークロードはDecodoのスイートスポットに収まり、エンタープライズ営業との商談なしで$3.50/GBを切る単価が手に入ります。私が価格モニタリングのパイプラインを設計するなら、まず月間転送量をこの帯域で試算してサブスクリプションの段を決めます。
- 契約前にしっかり評価したい場合。 3日間トライアル+14日間返金保証の組み合わせは、市場で最も寛容な条件です。
- 予算を抑えつつ細かいジオターゲティングが必要な場合。 ZIPコード・ASNターゲティングを追加料金なしで使えるのはこの価格帯では本当に珍しく、広告検証やローカライズされた価格チェックで効いてきます。
- 難しいターゲットにはAPIを使いたい場合。 Web Scraping APIの無料プランなら、費用を一切かけずにマネージド抽出を試せます。
一方、大量の同時アクセスで地理的多様性を最大化するために可能な限り大きなIPプールが必要な場合(Bright Dataの公称値は3倍以上)、HTTP3が必須の場合、あるいは正当な用途であってもDecodoが一律ブロックするターゲットカテゴリに関わる場合には、Decodoは適していません。
当サイトの評価方法
ProxyFactsはまだ独自のパフォーマンスベンチマークを実施しておらず、本レビューのパフォーマンス数値はすべてベンダー公称値であり、その旨を明記しています。当サイトの評価は文書化された根拠 — 公開料金ページ、公式ポリシー文書、Proxywayの年次市場調査などの独立した業界リサーチ — に基づいており、いずれも2026年7月17日に取得・検証しました。アフィリエイト提携は開示しており、プロバイダーへのリンクにはsponsored属性を付与しています。独自ベンチマークの稼働開始後、本レビューは実測データで更新します。
総合評価
4.4/5
Decodo
3日間無料トライアルと対象サブスクリプションの14日間返金保証あり — Decodoの公開規約より(2026年7月)
本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。リンク経由で購入された場合、追加費用なしで当サイトに紹介料が入ることがあります。テストとランキングは独立して実施しており、提携先の影響を受けません。
よくある質問
SmartproxyがDecodoになったのはいつですか? Decodoのリブランドページによると、2025年4月22日です。アカウント、サブスクリプション、料金、エンドポイント、請求情報はすべて変更なく引き継がれました。
リブランド後のDecodoは信頼できますか? リブランドは社名変更であって組織再編ではなく、同じ会社・プラン・インフラが新しい名前の下で継続しています。Decodoは倫理的調達ポリシーを公開し、登録時にKYCを実施し、悪用されやすいターゲットカテゴリをブロックしています。
Smartproxyの認証情報はまだ使えますか? 使えます。リブランドFAQによると、既存の認証情報とエンドポイントはそのまま動作し続けているため、連携コードの変更は不要でした。
DecodoとOxylabsはどちらが安いですか? 2026年7月の公開価格では、セルフサーブの全ティアでDecodoが安価です。エントリープランはDecodoの$3.75/GBに対しOxylabsは$6/GB、100 GBでのDecodoの$2.75/GBは、Oxylabsの125 GBでの$4/GBを下回ります。Oxylabsの$2.50/GBの法人向けティアには1 TBのコミットメントが必要です。