これは2026年のレジデンシャルプロキシ市場を中立的にまとめたスナップショットです。当サイトが追跡する4社(Oxylabs、Bright Data、Decodo、IPRoyal)のGBあたり料金、公称プールサイズ、無料トライアル、コンプライアンス方針、そして市場全体の文脈を扱います。各数値は公表レートまたは日付付きの第三者調査で、2026年7月時点(米ドル建て)の出典に基づきます。性能ベンチマークではなく、文書ベースの資料です。
この記事のポイント
- 公表のレジデンシャル従量課金は概ね$2.00〜$7.35/GB。エントリー階層では$4.00/GB付近に収束し(Bright Data、DecodoはVAT別)、IPRoyalは高め、ボリューム階層は$2.00〜$2.50/GBまで下がります。
- 公称プールサイズはベンダー自称かつ上限値: Bright Data 4億以上、Oxylabs 1億7,500万以上、Decodo 1億1,500万以上、IPRoyal 6,400万以上 — 業界の公称中央値5,400万IP(Proxyway 2026)が現実的な物差し。
- 無料トライアルは大きく異なる: Decodoは3日間+14日返金、Bright Dataはクレカ不要(本番はKYC)、Oxylabsは1顧客1回・申請制、IPRoyalは標準トライアルなし。
- コンプライアンスは実質的な差別化要因: 4社ともKYCを運用し、Bright Dataが最も厳格(法人限定)、Decodoは銀行/金融・政府・ストリーミング・アプリストアを積極的にブロック。
- 市場文脈(Proxyway 2026): レジデンシャル料金は2023〜25年に最大75%下落した後に安定。グレー市場の$0.50/GB未満は危険信号。成長エンジンはAI需要。本資料は文書ベースで独自ベンチマークは未実施。
レジデンシャルプロキシ料金 (2026)
公表料金には2つの軸があります。柔軟だが割高な従量課金(per-GB)と、コミットに応じてGB単価が下がるサブスクリプションです。エントリー料金は$4.00/GB付近に集まり、ボリューム階層で$2.00〜$2.50/GBに達します。料金は米ドル建て、DecodoはVAT別です。
| プロバイダー | 従量課金 | エントリー月額 | ボリューム下限 |
|---|---|---|---|
| Oxylabs | 非公開 | $30/mo — 5GB($6.00/GB) | $2.50/GB(1TB) |
| Bright Data | $4.00/GB($8.00から50%オフ) | $499/mo — 141GB($3.50/GB) | $2.50/GB(798GB) |
| Decodo | $4.00/GB(+VAT) | $11.25/mo — 3GB($3.75/GB) | $2.00/GB(エンタープライズ) |
| IPRoyal | $7.35/GB(1GB) | 従量課金から約5%安 | $5.15/GB(50GB) |
プラン別の詳細はプロキシ料金比較、最安ルートは最安のレジデンシャルプロキシを参照。料金からプロジェクト予算への換算はWebスクレイピングの費用で解説しています。
公称プールサイズ
プールサイズは業界が最も好む一方で最も検証しにくい数字です。以下はすべてベンダー公称値で、同時利用可能なIP数の保証ではなく上限値です。Proxywayの2026年調査は公称レジデンシャルプールの中央値を5,400万IPとしており、各社の見出し数字に対する現実的な物差しになります。
| プロバイダー | 公称プール | 公称カバレッジ |
|---|---|---|
| Bright Data | 4億以上 | 195カ国 |
| Oxylabs | 1億7,500万以上 | 明示なし |
| Decodo | 1億1,500万以上 | 195拠点以上 |
| IPRoyal | 6,400万以上 | 195カ国以上 |
無料トライアルと 返金
トライアル条件は4社で最も差が出る部分で、コミット前に適合性をいかに安く検証できるかを左右します。
| プロバイダー | 無料トライアル | 返金 |
|---|---|---|
| Decodo | 3日間トライアル | 14日間の返金保証(対象プラン) |
| Bright Data | クレカ不要(本番はKYC) | 明示なし |
| Oxylabs | 1顧客1回・申請制 | 返金保証の記載なし |
| IPRoyal | 標準トライアルなし(最小1GB購入) | IPRoyal側の障害のみ・24時間以内 |
コンプライアンスと KYC
いまや全社がKYCを運用しており、その深さ — そしてどのターゲットカテゴリーの提供を拒否するか — は、とくに規制業種の購入者にとって実質的な差別化要因です。IPの出所を説明できるプロバイダーを重視する理由は倫理的なプロキシ調達で解説しています。
| プロバイダー | KYC・本人確認 | 制限ターゲット(公表) |
|---|---|---|
| Bright Data | 最も厳格: 法人限定・人手審査 | レジデンシャル利用は法人KYCで制限 |
| Oxylabs | 登録時KYC+リスクベースの段階的確認 | リスクベース監視・EWDCI創設メンバー |
| Decodo | 全顧客にKYC+第三者スクリーニング | 銀行/金融・政府・ストリーミング・アプリストア・チケッティングをブロック |
| IPRoyal | iDenfyによるKYC(静的/ISPは必須) | 監視はアクセス先に限定 |
スクレイピングAPI・アンブロッカー料金
生の帯域に加え、各社はリクエスト単位または成功結果単位で課金するマネージド型のスクレイピング/アンブロック製品を販売しています。ページが重くなると per-GB より安くなることが多いです(スクレイピングAPI vs プロキシを参照)。
| プロバイダー | 製品 | 料金 | 無料枠 |
|---|---|---|---|
| Oxylabs | Web Scraper API | 成功1,000件あたり$0.25から | 2,000件・クレカ不要 |
| Bright Data | Web Unlocker | 1,000リクエストあたり$1.50 | 月5,000リクエスト・クレカ不要 |
| Decodo | Web Scraping API | $0.50/1K(標準)・$1.50/1K(プレミアム+JS) | 月2,000リクエスト |
| IPRoyal | Web Unblocker | $1.00 → $0.70/1K | 明示なし |
Oxylabs(Web Scraper API)、Bright Data(Web Unlocker)、IPRoyal(Web Unblocker)はこれらの製品で成功分のみ課金を明記しています。DecodoはVAT別です。
市場文脈 (2026)
Proxywayの2026年調査によれば、レジデンシャル料金は2023〜2025年に最大75%下落した後に安定しました。OxylabsとIPRoyalは長年の割引コードを廃止し、恒久プランを約25%引き下げ、公称プール中央値は5,400万IPに達しました。グレー市場の**$0.50/GB未満**という入口価格は、非同意型調達の危険信号です。成長エンジンはAIで、Bright Dataは年換算約$3億の売上をAIデータ需要で年率約50%成長と報じられています。
構造的な注記が2つ。第一にリブランド: Smartproxyは2025年4月22日にDecodoへ移行し、アカウント・サブスク・料金・エンドポイントはそのまま引き継がれました。第二に、安価な端では無料プロキシを決して使わないこと。学術的なNDSS MADWeb 2024の研究は、640,600件以上の無料プロキシのうち稼働経験は34.5%のみ、16,923件が通信途中でコンテンツを改ざんし、1,755件がリモートコード実行を許したと報告しています。詳細は無料プロキシと有料プロキシの違いにあります。
方 法論と 出典
これは文書ベースの資料であって独立したベンチマークではありません — ProxyFactsは独自の性能テストをまだ実施していません。各料金・条件は、4社の公表料金ページとドキュメント(2026年7月17日取得)、または日付付きの第三者ソース(Proxywayの2026年調査、NDSS MADWeb 2024の研究)に基づきます。性能値やプール規模はすべてベンダー公称値として明記しています。料金は米ドル建て、DecodoはVAT別。ProxyFactsは記事内のレビューリンクを通じて開示済みのアフィリエイト報酬を得ますが(rel="sponsored")、報酬が掲載する数値を変えることはありません。基礎データの再検証に合わせて本レポートを更新します。